アプリがダウンロードできない。そんな悩みを電話番号と Twilioの Programmable SMSが解決

Sansan / Eight 事業部マーケティングマネージャーの千住 氏
「ウェブサイトで会員登録をしたユーザーが、アプリのダウンロードまでたどりつかない」という課題に対し、サイトにメールでスマートフォンにダウンロード用のリンクを送るしくみを設置するなど、様々な工夫をしたものの、思うような効果が上がりませんでした。
そこで、Twilio の SMS 機能を利用して、ユーザーが電話番号を入力するだけで、ダウンロードリンクをスマートフォンに送るようにし、ダウンロード数を増やす試みを行いました。
ユーザーはアルファベットによるメールアドレスを入力する手間もなく、電話番号だけで簡単にダウンロードリンクを入手することができます。
初期費用もなく、2週間程度で開発。ダウンロード数増加の効果を実感
開発工数はきわめて少なく、技術検証に 2 時間ほど、本番へのリリースまではアカウント作成から 2〜3 日でできました。
開発段階においては日本語ドキュメントが充実していたこともあり、特につまづくことなく検証、構築が完了しました。
ユーザーにとっては一度きりしか使わない機能なので、フィードバックは個別にはありませんが、アプリのダウンロードまでたどりついたユーザーが増えたことが、改善されたというフィードバックだと考えております。
社内の反応としては、以前、国内のSMSのサービスを検討したことがありましたが、数十万円の初期費用がかかること、ならびに開発も複雑だったので、今回の仕組みが廉価にスピーディーにできたことに対する驚きの声があがりました。
『Eight』は今後もコンセプトである「名刺をビジネスのつながりに変える」ことを目指し、進化を続けます。
その過程には従来の紙での名刺交換をアプリでやり取りをするような、オンラインでの名刺交換の機能も含まれており、SMS を利用した情報のやり取りは重要な役割を占めています。
現在海外の回線を介して SMS が届くしくみになっておりますが、日本国内でも正式に SMS のサポートが開始され、国外を通さずリアルタイムにメッセージのやり取りが行われる環境を期待しています。